吉村知事(松井市長)が発表している数字を信用してはいけない

茨木市議会議員のいなばみちのぶです。

緊急の投稿です。

先日、今年1月の「大阪の重症者は東京の21倍」という衝撃的な報道がありました。
https://news.infoseek.co.jp/article/smartflash_861428295278723072/?tpgnr=poli-soci
記事によると、大阪の重症者(化)数の累計は「5216人」とのことです。
※実際は5676人(2/3現在)
※「累計」が抜けていました(2/5訂正)

毎日、大阪府発表の数を集計している私は、すぐに「この記事はおかしい」と反応しました。
※記事の「累計」を見落としていたため、合計と混同していました。
しかしながら1/1が「19人」で1月末が「460人」なので、回復された方を含めるとやはり大きく乖離していることには変わりありません(2/5訂正)
なぜなら大阪府が発表している1月の重症者(化)数の合計は「80人」だったからです。

意味がわからないので、記事のソースである厚生労働省ホームページからデータを引っ張ってきて、自分で集計してみました。

その結果。。。

大阪府は
新規陽性者数(合計)   全国2位
重症者(化)数(累計)  全国1位
死亡者数(合計)     全国1位

フラッシュさんの記事は本当でした。

なんと大阪府は、重症者(化)数に関して、
厚生労働省には「5676人」、府民むけには「80人」と報告していたのです!!
※死亡者数は同じ基準らしく、府民向けにも「56人」で報告しています

↓(2月5日追加)厚労省オープンデータの元データ

※重症者の数には12月に確認された2名が含まれています

(2/8 一部本論との関連性の薄い記述がありましたので、話が見えにくいというご指摘をいただき削除しました)

データ比較の公平性を保つため、厚生労働省に
「47都道府県がすべて同じ(国の)基準で 重症者(化)数を報告しているのか」
と聞いたところ、
「東京都と和歌山県は独自基準での報告だが、他はすべて国の設けた基準で報告を受けていると認識している」
と回答がありました。

つまり、東京都と和歌山県はもっと多いか少ない可能性がありますが、
全国的に見た場合、大阪府はとんでもない人数が重症化しているということです。
(2/5追加)厚労省のオープンデータからは「新規重症者の合計」はわかりませんので、少なくとも500人くらい差異があると思われますので、やはり吉村知事のおっしゃる数字を信用することはできません。
引き続き調査していきたいと思います。

もはや何を信用したらいいのかわからなくなってきました。
行政は「府民・市民の信用」によって成り立っています。
私は行政の隅から隅まで明らかにせよ、とは言いませんが、
こと感染症については府民・市民の行動意識がほぼすべての結果を左右することから、
行政が嘘と言わないまでも、府民・市民が判断を誤るようなダブルスタンダードな発表をしてはならないと思います。

政治家にも行政職員にも説明責任がありますので、
私は行政職員がこのような大事な数字を勝手にいじくってダブルスタンダードの報告をするとは思えません。
これは表であれ裏であれ、政治の意思が働いていると考えるべきだと思います。
まぁ大阪府庁の今の状況を見たら、政治に逆らえばどうなるか。。。

さらに追い打ちをかけるように、大阪市が人手不足で新規陽性者をパソコンに
入力することができず、1月26日から合計1万2700人の入力漏れがあったと報じられました。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/905095
これにより、大阪市の累計罹患者はついに大阪府の人口の5.4%となり、
大都市として最悪の部類に入ることになってしまいました。
もしこの漏れに、重症者(化)が含まれていたら、今後さらに大阪の事情は切迫したものになると思われます。

大阪市はもともと24つあった保健所を、今やたった1つにしてしまいました。
また保健師さんはもちろんのこと、公務員も「ムダ」だとして大幅削減し、
その代わりを主に派遣会社に担わせてきました。
当然ながら行政の扱う個人情報は、派遣会社の方には触らせられないので、こういう重要な業務は少なくなった公務員が行うことになります。
当然、停滞しますが、問題はその発表を遅らせたことにあります。
また大阪市では「救急搬送が困難事案が急増」しているとの報道もありました。
https://www.mbs.jp/4chantv/news/kodawari/article/2022/01/087518.shtml
それに「PCR検査を受けられない」「保健所から一定の陽性者には連絡も来ない」状態。

吉村知事は「野戦病院を作る」と大体的にブチあげましたが、
この第6波でオープンさせたのは1月27日。
しかも2月3日時点で入所者は「0」です。

本当に大阪はコロナ対策全国最悪の街としてこのままずっと続いていくのでしょうか。
しかしこれも「選挙の結果」と言われればそれまでです。
今のこの状態を「大阪の民意」の結果として、880万府民全員がまずは受け止めなければなりません。

平時であれば維新の改革は華々しく映ることでしょう。
しかしこうしたパンデミックや災害などの有事に対して、
維新の改革はまったく脆く、備えが不十分であることがあらためてわかったと思います。


その中で、維新の失政を補うため、府内の各市では必死の努力が続いています。

茨木市は「一般市」という保健所すらも持てない小さな自治体ながら、
福岡洋一市長が早くから「自宅療養・待機支援」を打ち出し、
陽性者にしか食料などを配布してくれない大阪府の施策の穴を埋めてきました。


またワクチン3回目接種の前倒しや、去年の5万円クーポン問題も早々に現金給付するなど、
小さな権限とわずかな財源をフル活用して茨木市民の皆さまの命と健康を守るために必死で走り回っています。

もしコロナ陽性や自宅待機となった方がいらっしゃれば、

茨木市新型コロナウイルス感染症自宅療養者支援センター
(福祉部福祉総合相談課内)
072-647-2920(平日9:00~17:00)

までお電話ください。

①お買い物代行サービス(商品代は個人負担となります)
https://www.city.ibaraki.osaka.jp/material/files/group/106/kaimonodaikouchirashi.pdf
②薬受け取り代行サービス
③生活用品応援パックの配達(無料) (https://www.city.ibaraki.osaka.jp/material/files/group/106/seikatsuyouhinnnochirashi.pdf
 ※日用品パック・食料品パック・乳児用パック・幼児用パック
④家庭ごみ収集支援 (https://www.city.ibaraki.osaka.jp/material/files/group/106/gomisyuusyuushienchirashi.pdf

が受けられます。
※③の生活用品については、申し込みが殺到しており、お届けまで少し時間が必要なようです。

今回の大阪府と国の数字が違うことについて、いま山田健太大阪府議会議員(枚方市選出)https://twitter.com/YamaKen_HiraP?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
や、ののうえ愛大阪府議会議員(高槻市選出)https://twitter.com/nonoueai
や国会議員等と連携して解明していきたいと思います。

もし何かわかりにくいこと等ございましたら、いつでもお問合せくださいませ。
とにかくお身体を労わっていただき、感染予防策を十分に講じていただきますようよろしくお願いいたします。

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