【集計データ定期公表】8月13日

茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
茨木市でも大雨が降り、警報が出ました。
災害対応としましては、国道171号線北側の5か所で避難所を開設しています。

避難所情報や各種警報・注意報、河川カメラなどは「茨木市防災気象情報ウェブサイト(https://ibaraki-city.mec-bousai.info/)にまとめてありますので、雨雲の動きなども含めて、情報収集にお役立ていただければと思います。

またワクチン接種に関しては、茨木市では予定を前倒しし、本日より50歳以上の方を対象に拡大しました。
※接種スケジュールにつきましてはこちら(https://www.city.ibaraki.osaka.jp/saigai/shingatacoronavirusinformation/shingatacoronavaccine/51490.html)からご確認ください

※茨木市のネット予約サイト等はこちらから(https://www.city.ibaraki.osaka.jp/saigai/shingatacoronavirusinformation/shingatacoronavaccine/51484.html)

※茨木市のワクチン接種状況はこちらから(https://www.city.ibaraki.osaka.jp/saigai/shingatacoronavirusinformation/shingatacoronavaccine/51321.html)

5月初旬のワクチン予約で混乱があったため、「茨木市はワクチンが遅れている」と思われておられる方がいらっしゃると思いますが、
私の見立てでは「現状は他市に比べて早くはないが、とりたてて遅くもない」と思います。
※ちなみにワクチン接種自体は北摂7市の中で最速でした

さて、いつもは月半ば過ぎに公表していたのですが、お盆の帰省も絡みますので少し前倒しにしてご報告いたします(昨日公表しておきべきだった。。。と悔やんでおります)。

いつも前置きが長くなってしまいますので、今回はストレートに本題に入ります。
まず、地元・茨木市の状況からです。

7月下旬から一気に増えてきました。
休日等も絡んで人数のUP・DOWNもありますが、8/11の73人という数字は衝撃的です。


次に大阪全体の数字を見てみます。

大阪市の人口比感染率「2.1%」ってどういうことですか。。。
主に大阪市に隣接する市から順番に感染者数が拡大していることを考えると、
大阪市内がエピセンターであることはほぼ明白なのに、なぜ徹底的にPCR検査を拡充しないのか。。。
拡大予防に徹底的にカネを使わない松井市長の方針が大阪府内全体の感染拡大に影響を与えているのかもしれません。
これも選挙制度で選ばれたリーダーの施策なので、橋下徹氏流に言うと「民主主義のコスト」ということになるのでしょうか。
いずれにしても大阪府市は根本的なコロナ対策変更をすべきだと考えます。
※例えば相変わらず日々の検査数の15%を占める抗原検査をやめ、全てPCR検査とするとか、プール検査場を作るとか。。。

次に年代別の感染者数を第3波~第5波で見てみます。

※下記、第5波の表とトータル数が違っているのは、「調査中」の人数が除却されているからです
 また過去の数字に関しても、中途で数字の変更があったりなかったりと300人前後の数字の乖離があります。ただ、全体的な傾向をつかむ上では差し障りはないかと判断しています。

明らかに若年層に感染が拡がっていることがわかります。
それに対して60代以上の方々の感染者は明らかに低下しました。
これはやはりワクチンの効果なのでしょうか。

ワクチン接種については治験が完了していない以上、確たることは申し上げられず、皆さまご自身で情報を集めご判断していただくほかないと、現状ではそういわざるを得ません。

ただ、私の周囲の方々でコロナに罹患されて発症された方の声を伺うと、
「あれ(発症)を経験するくらいなら、予防効果があるのであればワクチンは打っておいたほうが良い」
とおっしゃっておられます。

「インフルエンザの3倍つらい」と言われるコロナですが、
インフルエンザに罹りやすい私としては「あれの3倍か。。。」と思うと、ただただ恐怖です。


さて次は大阪府内の重症者と死亡者の状況です。

第4波では重症者は70代・60代・50代が最も多く、
死亡者は80代・70代・90代の順に多かったことを考えると、
そもそもの絶対数と割合に大きな変化が生じています。

一方で重症化率・致命率は明らかに下がっており、
これはワクチンのみならず、緊急事態宣言等の効果も一定あったというべきかもしれないと思います。

ところで、問題は「運用病床数」との兼ね合いです。
これは大阪府のホームページ上で毎日発表されています(https://www.pref.osaka.lg.jp/default.html)が、医療がどれくらいひっ迫してきているかは重要な指標です。

本日の状況は以上の通りで、軽症・中等症ベッド、宿泊療養施設のベッドが、かなりひっ迫してきています。
重症ベッドは587確保しているものの、そのうち運用しているものは317にすぎません。
残りの300近いベッドを運用するためには、おそらく1000人くらいの看護師さんを集める必要があります。

そういうわけで、吉村知事がいかに「確保病床は587ある!」と自慢していても、看護師さんを確保できなければ絵に描いた餅そのものになってしまいます。
そうならないためにも、吉村知事にはTV出演している時間を削ってしっかりと看護師さんの確保に奔走していただきたいと思います。

ただ一方で、感染拡大を表す指標である「実効再生産数」は東京が「1.06」、大阪が「1.19」となっており、大阪ではピークであった7/31の「1.74」に比べて幾分抑えられつつあるような感じがします。

7/30の大阪府新型コロナウイルス対策会議では「デルタ株への置き換わりは30%程度」「ピークは8/20ごろ」とされていたことから、
まだまだ気が抜けない日々が続くと思われます。

緊急事態宣言の話が出ましたので、最後に宣言が出ている地域での人流の状況を見てみます。

医療崩壊が始まっていると言われている東京においては、さすがにかなり移動が抑制されているようです。
大阪府内でも、府民の皆さまのご協力で一定の抑制効果がうかがえます。
心配なのは抑制効果をもってしても第5波の拡大が続いているということで、
このお盆の週末がどうなるか。。。
ワクチン接種が終わったことで、気持ちに余裕がでている方も多くいらっしゃるとみられ、心配です。

ワクチンは接種しても、重症化予防にはかなり効果的と言われているものの感染予防効果への期待はそれほど高くなく、
「ワクチン打ったから大丈夫」と判断されるのは少し危ないのではないかと、個人的には思います。

これらの数字も踏まえて、帰省につきましては慎重にご判断いただければと思います。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

#茨木市 #ワクチン #コロナ #########