【集計データ公表】~5/31

茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
先週、母が他界し、少しバタバタしていて更新が遅れました。
申し訳ございません。

さて、さっそくですが、大阪の感染症の状況をご報告いたします。
※毎度のことですが、初めてご覧いただく方もいらっしゃると思いますので、改めてということになりますが、陽性者の数字は大阪府の方で頻繁に訂正がありますので、若干ズレがございます。
死亡者数についてはズレはありません。

今回も大阪府全体から見ていきます。
下表をご覧いただきますと、大阪府が把握している罹患経験者は約97万人となり、全府民の11%を超えたことが分かります。
うち、77万人が主としてオミクロン株での罹患ということなので、いかにオミクロン株の感染力が大きかったかわかります。

なお、オミクロン株による第6波は12月17日からスタートしているわけですが、5月31日までの平均陽性率(陽性者÷検査数)は「24.6%」です。
専門家の方によりますと、陽性者のほぼ全員をしっかり把握できている場合の陽性率は「1%~2%」とのことですから、
適正陽性率を2%を前提とした場合、77万人×12=約800万人となり、府民のほぼ全員が罹患していたということになりますが、実際はどうなのか。。。
もしこの推測が成立しているとなると、ほぼ全府民が抗体を獲得しているということにもなります。
いずれにしても、陽性者数は、少なくとも大阪府が発表しているレベルではない、と私は考考えています

次に年齢別を見ていきます。
やはり圧倒的に子どもの罹患が多いということが分かります。
第5波と比較して1日当たり平均陽性者数が10倍以上になっている年代とそうでない年代がありますが、
ワクチン接種率がほぼ100%近い高齢者でも10倍になっていることから、ワクチンの感染予防効果について、個人的には疑問を抱いています。
大阪では知事が特定の製薬会社の製品を宣伝したり、自身の所属する政党と縁の深い会社のワクチンの感染予想を記者会見でしゃべったりしましたが、
いま、感染予防であの製品でうがいしている人はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
また去年の9月にできているはずの「大阪ワクチン」は、未だに影も形も見えません。
結果的にこれらの発言は、特定の会社の株価を大幅に上げることにのみ貢献しました。
その株価もいまや元通りですので、一体なんだったのか?という疑問、そして首長が特定の企業の製品・商品を宣伝することで株価が乱高下することを考えると、
ご本人が株を売買したとは考えられないのでご自身のインサイダー取引には該当しないと思いますが、
一方で特定の企業や株主に便宜を図ったことにならないのか、甚だ疑問に感じるところです。
このことについて、吉村知事はしっかり説明する責任があると思います。

次に重症者とお亡くなりになられた方の状況です。
右側にデルタ(第5波)との比較をつけました。
30代以下の方については、罹患者の多さに比べて死亡者が「0」ということで、少しほっとしています。
一方でご高齢の方については罹患者に対する死亡者の割合がかなり高くなっています。
陽性者1000人あたりの死亡者数は
  60代  2人
  70代 13人
  80代 33人
  90代 53人
100以上 79人
となっています。

最後に茨木市の状況です。
2月にピークを迎えた我が茨木市ですが、そこから1/3以下に鎮まっています。
とはいえ、2020年や2021年に比べると依然として脅威は去ったとは言い難く、変わらず感染予防対策を重視すべき時期が続いていると認識することが正しいと思います。

すでに皆さまご存じかと思いますが、大阪府は死亡者数が全国トップという、コロナから命をまもることに非常に脆弱なエリアです。
感染予防には十分ご注意いただきながら、一方で家に閉じこもることの肉体・精神面へのリスクも考慮しながら、
ご自身の体力・健康面と相談しながら社会生活をなるべくもとのリズムに戻してまいりましょう。
引き続き、皆さまに有用と思われる情報がありましたら、随時公開してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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