【GWの前後を比較】(5/25一部修正)

茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

5月20日時点でのコロナの実効再生産数は「0.96」となっており、
2日連続で「1」を切って非常に微妙ながらわずかに収束に向かっているように見えます。
なんとかこのまま落ち着いてほしいと心から願っています。

※実効再生産数とは「1人の感染者が平均して何人に感染させるか」を表す指標です。計算式は「(直近7日間の新規陽性者数/その前7日間の新規陽性者数)^(平均世代時間/報告間隔)」。平均世代時間は2日、報告間隔は7日と仮定(2021年12月31日以前では平均世代時間を5日と仮定)で計算する、東洋経済ONLINEさんの計算式を使わせていただいております。

さて今年のGWは約10日間と久しぶりの大型連休となりました。
全国各地の人出もかなり順調だったようで、旅行・交通・観光産業等や消費について、久しぶりの良いニュースが聞けてほっとしています。

一方でオミクロン株については「B.A 2」に置き換わったというニュースから、
「B.A 5」まで、かなりの新種が確認されたと報道されていました。
※自然界に存在するウイルスで、たった数か月でここまで極端に変異するウイルスは個人的には初めて見ます

そこで、GW前(4月いっぱい)とGW後(5月1日~5月20日まで)のオミクロン株の状況を比較してみることで、何か有意な情報が取れるかもしれないと思って調べてみました。

なお、以前にアップル社から提供されていた移動に関するデータが、もはや提供されなくなってしまったため、
大阪や日本全体の移動状況と比較してみることができないのがとても残念です。
アップル社さん、本当に残念です。。。

<補足>
4月はオミクロン株の影響がかなり収束に向かっていたため、またオミクロンへ感染してから発症までを2日間と考えると、4月と5月を単純に比較しても良いだろうと考えました。
(毎度のことですが、大阪府報道発表のデータは後から訂正されることが多いため、陽性者数では1人単位できっちり整合はしていません。ただし、死亡者数は合致しています。)

(※5/25 修正-死亡者数に4~5月以前に亡くなられた方の数が入っていたため)
結論から先に言いますと、5月と4月を比較した結果、
①1日平均陽性者数  652人減少(2691:3343)
 ※年代調整中人数を省く
②死亡者数       99人減少(25:124)
③重症者数       18人減少(21:39)

となり、意外にも大阪においてはGWの人出が感染拡大にあまりつながっていないという結果になりました。
これはワクチンの3回目接種等を含めた、各自治体の感染予防の取組みや医療機関様のご尽力のおかげではないか、と考えています。

ただし、この重症者数については、大阪では「重症者」と認定される前に亡くなられる方が多く、必ずしも参考にならないと思います。
次表をみていただくとわかるのですが、陽性者数に対する重症化率と致命率が大きく乖離しているのです。
この原因についてはよくわからないのですが、ちゃんと治療を受けられていないのでしょうか??
この重症化率と致命率の乖離は何なのか、どなたかご存じでしたら教えていただけると助かります。

続いて府内各市の4月・5月の陽性者確認状況を見てみます。
「大阪市」と「調査中」の欄がおかしなことになっていますが、
これは大阪市にカウントすべき数字を、どういうわけかしばらく「調査中」の欄に放り込んでいたのを修正したために、こういうことになっています。
補正のしようもないのであえてそのまま掲載します。

こう見ますと、5月に増加に転じているのは岬町だけ、、、でしょうか。
豊能町や能勢町もギリギリ平衡となっています。
まぁもともとの数字が少ないので、なんとも言えません。

最後に茨木市の状況です。
(しつこいようですが、陽性者数に関しては大阪府のデータ訂正が時々入るので、若干ずれます)

必ずしも収束しているとは言えませんが、ほぼ平衡状態を保っているといったところでしょうか。

今回は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また至らない部分や不足等へのご指摘等ございましたら、ぜひご指導くださいませ。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


#コロナ #オミクロン #GW #ワクチン #3回目 #大阪 #茨木市 #茨木市議会 #やっぱり #178