大阪、「感染爆発」が目前に

こんばんは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。

連日暗いニュースが続きますが、もう大阪はとんでもなくひどい状態です。
下に大阪の市町村別の一覧を載せますが、政府の分科会が示す「ステージ4(爆発的感染拡大)」が目前に迫ってきています。(参考記事→https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc1d1067e90b03c701a2c9fcaead0266eaa50ba


では「ステージ4」とはどういう状態か。
以下の図をご覧ください。

※画像はYahoo!JAPANさんの記事より(https://hazard.yahoo.co.jp/article/20200813

「ステージ4」とは、「緊急事態宣言」を出すべきかどうか検討されるレベルです。本当に危険な状態だと言えると思います。

さて、私は大阪における感染爆発は「都構想の住民投票が大きく関係している」と発信してきました。
ネットの世界で「デマだ」とかいわれるので、せっかくですから、ここで根拠のデータを示しておきたいと思います。

一般的に、新型コロナウイルス感染症の「潜伏期間」は「1~14日程度」と言われています。
ただそれだけだとわかりにくいので、「大阪府の第28回新型コロナウイルス対策本部会議」の資料(資料1-1の5枚目「推定感染日別陽性者数」)で示されている、
感染から発症まで6日、発症から陽性判明まで7日と仮定」という基準に従ってみます。
すると13日目にその影響が出るということになります。

では、大阪のコロナ陽性者の推移を表で見てみましょう。

はい。
ご覧の通り、住民投票が始まるまでは1日平均陽性者数は「53人」でした。
そして10月11日の「住民投票スタート」からちょうど13日目の10月23日、きっちり「倍」になっていることがわかります。
※31日までの平均が「108人」となっています

そこから3週間(11月1日~11月21日)でさらに「倍」になっています。

つまり「大阪府の新型コロナウイルス対策本部」の基準を通してリアルデータを検証してみると、感染拡大が始まったのは「都構想の住民投票がきっかけ」と言っても差し支えないと私は考えています。

次に同じ時期の東京都の状況を見てみましょう。

はい。
東京も若干増えていますが、同時期比較では微増でした。
東京が爆発的に増えていくのは11月6日以降で、東京から大阪にどれだけの方がいらしていたかわかりませんが、ひょっとしたらその方がお帰りになったことによる影響もあったのかもしれません。

いずれにしても「後悔先に立たず」です。

何らかのコロナに有効な薬かワクチン、あるいは「大阪ワクチン」が完成してから、住民投票は実施すべきだったと思います。
※首長や議員の任期切れによる選挙は、延期を総務省に求めても(戦争クラスの)やむを得ない事情がない限り、実施しなければならないのだそうです。
それだけ民主主義、選挙は重いシステムであり、重要なものと法律上位置づけれられています。
来年1月に茨木市議会議員選挙が行われる予定ですが、私は多くの方にお立ち寄りいただくことによってコロナ感染が発生するリスクを避けるため、選挙事務所を借りずに自宅で少人数で行うつもりです。どうかご理解いただけますようお願い致します。

話は戻りますが、吉村知事や松井市長をはじめとする大阪維新の会は、公明党へ(衆議院の議席を人質に)都構想に賛成するよう脅しをかけるため、衆議院選前に住民投票を設定する必要があったと思います。

そして住民投票を11月に実施するために「大阪ワクチンは7月に治験開始、9月実用化」というストーリーを組んだのではないでしょうか。
(参考記事→https://hochi.news/articles/20200428-OHT1T50118.html

さらに吉村知事が大阪ワクチンの治験について「大阪市立大学医学部付属病院医療従事者に受けさせる!全国初になると思う」(参考記事→https://news.yahoo.co.jp/articles/a1c58c09fff2f96961afa773853d8fce15a573eb)と言い出した時には、
大阪府民の多くが「維新の議員が先に受けんかい!」とツッコんだ(のではないか)と思いますが、私はとっさに「731部隊」のことを想起してしまいました。

大阪府のリーダーが急造で開発したワクチンの治験を受ける人を指定して受けさせるのですから、それは確実に「全国初」でしょう。
というか、前代未聞という言葉の方がふさわしいと思いますが。。。
なんという恐ろしい発想をするリーダーを私たちは選んでしまったのでしょうか。

そもそもワクチン開発という、できるかできないか極めて不透明なものについて、研究者でもない素人の政治家が「実現させます」と言い切ること自体、おかしな話です。
もっとも、ご案内の通り「大阪ワクチン」なるものは「来春以降」に延びたわけですが。
(参考記事→https://www.tokyo-np.co.jp/article/69393

いずれにしても、攻撃が得意な人が守勢に回ったとき、ボロを出すのは世の常です。
魏の曹操孟徳のような「治世の能臣、乱世の奸雄」などというような天才はなかなかおりません。

いまは緊急事態。
ところで全国に吉村フィーバーを巻き起こした「大阪モデル」はどこへいったのでしょう?
ステージ4でもし赤信号が灯らなかったら、いったい「大阪モデル」はなんだったのか?
単にライトアップ企業や電力会社に数百万払っただけのムダ遣いということになってしまわないか、私は心から心配しています。

長くなりましたが、もうそろそろ、大阪の政治は変えなくてはいけません。
改革という名の政争の幻想に浸る時期は終わったということを、皆さまと共有できればと思います。

この茨木から大阪を正常化させる!

どうか応援よろしくお願いいたします。

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