【集計データ公表】~6/30+第7波

茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
いよいよ感染爆発といった状況になってきました。

私の知り合いの方も何人か罹っておられ、
その多くは発熱や頭・のどの痛みを訴えておられます。

「土日祝に診察している病院教えて!」というご連絡をいただきますが、
実際なかなかありません。
茨木市内だと東和会茨木病院(072-623-0234)さんくらいでしょうか。。。
それも9時以降に電話して、予約が取れてからのことなので、
必ずしもエントリーできるとは限らないようです。

平日だと民間のPCR検査センターが各所にあり、
新大阪などは50mくらい行列ができていましたが、
症状があると受け付けてもらえないと思います。

(発熱など)症状があり、診察を受けて陽性が判明しても、
中等症くらいにならないと入院させてもらえないので、
結局のところ、家で安静にしておくことになりそうだというのが現状です。


さて、データ集計の公表が遅くなってしまいました。
大変申し訳ございません?
最近、アクセス数が多くなってきたな、、、とは思っていたのですが、
バタバタしていたこともあり、つい間があいてしまいました。

早速ではありますが、第6波(勝手ながら6/30までを第6波とします)の集計と、第7波(7/1~)の状況を見ていきます。

まず、大阪府全体の年代別状況から。
桁ちがいだった第6波の感染力を、第7波は倍以上も上回っています。

ただし次の画像にあるように、毎週水曜日に発表されるゲノム解析結果によると、
新種の「BA.4」「BA.5」は検出率が60%と、
まだ完全な置き換わりは終わっていないようです。

、、、、とすると、オミクロンがまたも流行ってきているのか?
ということになりそうですが、
一度鎮火したものがまた復活することなんてあるのだろうか?という疑念が。
おそらくは新種への置き換わりが相当進んでいると考えた方が自然かと思います。

周囲の方の状況を見ると、
一度罹患された方もふたたび罹患されていることがあるようで、
やはりここまでくるとワクチンって感染予防には効果が無いのではないか
と思ってしまいます。
一方で重症化予防効果については一定の効果がある、というのが一般的な見解です。

では、重症者やお亡くなりになられた方の状況を6・7波続けて見ていきます。

※死亡者の内訳のパーセンテージの計算がおかしかったので修正しました

【7/28追記】
第3波~第7波までの「致命率」(各年代ごとの陽性者÷死亡者)を出してみました。

第4波の時が、ご高齢の方にとって極めて危ない時期だったことが分かります。
また65歳以上の方のワクチン接種率が97%を超えていることとその感染力を考えると、
それでもなお、コロナはご高齢の方にとっては致命的な感染症だということができると思います。

結論として、オミクロン第6波では30代以下の方で亡くなられた方はいらっしゃいませんでした。

一方で、ワクチン接種率98%くらいの70代以上の方が、
デルタ株のときよりも6倍~15倍以上亡くなられています。

重症者数が少ないのは、重症者の定義が入院して呼吸器を使用されている方の数字ということで、
重症化する前に亡くなられるケースが非常に多いということを示しています。

新型感染症は「軽症」分類が、普通の病気の中等症~重症くらいの重さということなので、
やはりご高齢の方にとっては相変わらず危険な感染症であることは言うまでもありません。

次に茨木市内の状況です。
6月末にはかなり抑えられていたのが、7月に入って急に爆発します。

「なぜ茨木市はこんなに多いの?」とよく聞かれますが、
ひょっとしたら大阪市内に働きに行かれる方が多くて、
大阪市内でもらってきているのではないか、とも考えられるのではないでしょうか。

最後に第6波の大阪府全体の集計です。

相変わらず合計が200人ほどずれるのですが、誤差の範囲内としてご了解ください。

なお調査中の数が年代別集計と一致しないのは、
以前に大阪市の分で2万人ほど調査中の数に入っていたものを、
日々のデータに落とさずに合計で算入してしまったせいです。
※年代別データは日々のデータを集計しているため


ところで大阪府と吉村知事は保健所機能を充実させる気はないのでしょうか。
相変わらず保健所にはまったく電話が通じないとのことです。

もちろん保健所の職員の方は、文字通り身を粉にして働いていらっしゃいます。
職員個人がどれだけ努力しようとも、絶対数が足りていないのでどうにもなりません。

にもかかわらず吉村知事や松井市長は、
相変わらず選挙や大阪万博に浮かれているように思えてなりません。
大阪万博は成功してもらわないと困りますが、
それも感染症がおさまらないと人は来ません。

何よりも、大阪府民のいのちを守るのがリーダーの務めではないでしょうか。

大阪府民は今まさに「民主主義のコスト」を払わされていることに、
はやく気が付いてほしいと思います。

これからも引き続き、マメにデータ収集をしてきます。
もうすぐ月末なので、またすぐにアップすると思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。