【集計データ公表】１月１３日

みなさま、こんばんは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最初に茨木市のワクチンの３回目接種についてです。
茨木市では、３段階にわけて一部前倒しでの接種を行う予定です。
１．２回目接種から６か月以上で接種できる方
　　・医療従事者等
　　・高齢者施設の入所者及び従事者の方
　　・通所サービス事業所の利用者及び従事者の方
　　・病院または有床診療所の入院患者の方

２．２回目接種から７か月以上で接種できる方
　　・上記の方以外の６５歳以上の方（２月から）

３．８か月以上で接種できる方
　　・上記以外の方
　※接種券の発送は、原則、接種可能となる時期の前月の半ばごろとなります
（1/13に最初に接種を受けられた方、約4000名分の接種券を発送しました）

予約方法は従来通り電話とネットですが、２月から「おまかせ予約」という、予約日・時間を茨木市におまかせしたら自動的に取ってくれるシステムが導入されます。
みなさまそれぞれご予定があると思いますが、いつでもいいよ！という方は、おまかせ予約をご利用いただくと、ストレスなく予約ができると思います。
【電話番号】：０５０－３６１５－５０８０
【必要なもの】：①接種券番号、②生年月日（西暦）、③電話番号
繰り返しになりますが、「２月１日から」予約受付開始です。

また去年の５月は集団接種が先行したため受け入れ数が少なく、もたついてしまったことがありましたが、
今回は個別接種が同時に走っていますので、去年のような人が殺到して予約が取れないということはないと思います。

今回は国の大規模接種（モデルナ）センターが開設されないため、
中之島の国際会議場で接種を受けられた方は、茨木市内の医療機関や集団接種会場で受けていただくことになります。
茨木市の「集団接種会場」はファイザー用とモデルナ用の２か所開設されます。
■ファイザー集団接種会場：茨木市保健医療センター３F
■モデルナ集団接種会場　：茨木東阪急ビル４F（双葉町１０－１）

接種券の到着をお待ちいただき、予約手続きをよろしくお願い申し上げます。

さて、本題です。
永らく間が空いてしまいましたが、大阪のコロナ状況をご報告いたします。

当データは基本的に大阪府の報道発表データをExcelでダウンロードし、それらを貼り付けて独自に集計を行っています。
また過去にさかのぼってデータが修正された場合などは、追跡する時間的余裕がございません。
従いまして、大阪府全体の数字では累計で１００人程度の誤差が生じている場合がございますが、大勢を判断する場合には誤差の範囲だと考えて集計しておりますこと、あらかじめご了承いただければと存じます。
※年代別集計では「年代調査中」の数字は捨象しております。

それから「第６波」をいつから認識するか、という話ですが、
実態を見る限り、１２月の最終週からと思います。
ただ「年代別陽性者数」は月単位で集計しているので、便宜上、「第６波を１２月１日からとして集計」していますので、よろしくお願いいたします。

それではさっそく、行きたいと思います。
まずは大阪府内のコロナ病床の状況から。

重要な数字は下段です。
以前にも書きましたが、「確保病床数」の数字は意味がありません。
なぜならベッドに必要な医療従事者が確保できていない状態でのMAXの数字だからです。
みなさまご承知の通り看護師さんは全国的に不足しているので、いきなり１０人も２０人も確保はできません。
したがって下段の「実運用病床数」が重要な数字と言えます。

これを見る限り、まだ緊急事態という状況ではないようです。

次に、陽性者の年代別と１日当たりの感染者数を過去と比較してみてみます。

これは強烈な数字です。
第５波が完全に小康状態になった１２月上旬やそれ以前と比べて、
１月はまだ半ばですが、爆発していることが読み取れます。
特に、新規陽性者の９割が５９歳までの方となっています。

茨木市では６５歳以上の方の約９６％がワクチン接種を受けており、
市内対象者の約８５％以上が接種されています。
それでも１日５０人という日があるのは驚きです（クラスターなしで）。

確か岸田総理は、陽性者は入院していただく、という趣旨のことを仰っておられたと思うのですが、その後の厚労省の方針転換で自宅療養が認められました。
感染拡大が始まった１２月２６日～１月１３日までの大阪府の陽性者合計は約９０００人です。
上の表を見ると２４００人くらいの数字になっているので、大阪府ではそういう対応方針になっているのだと思います。

なにしろオミクロン株は、感染力がデルタ株の３～５倍ということです。
凄まじいの一言につきます。

余談ですが、私は個人的に「感染予防３種の神器」と名付けているものがあります。
①パルスオキシメーター（ドリテック社製）
②N95高機能マスク（国内製）
③5-ALA（ネオ・ファーマジャパン社製）

①パルスオキシメーター
オミクロン株は沖縄では9割が無症状という報道がありました。
また私の近しい方が重症化したとき、肺炎の自覚症状がまったくなかったとおっしゃっておられました。
そういうわけで、体調に変化がなくても信用できる機器で必ず血中酸素度を計測し確認を取っています。
※２～３千円程度の海外製の安いパルスオキシメーターもあるようですが、私はこうした計測機器については正確性が必要だと思っていますので、ドリテック社製を使用しています。

②N95高機能マスク
それからオミクロン株の驚異的な感染力に対抗するためには、従来の不織布マスクではだめだと判断しました。
あと手製のマスクやウレタンマスクでも良いものもあるようですが、品質の担保が難しいと考え、「JN９５」規格の高機能・サージカルマスクを使用しています。
このマスクの欠点は、高密着がゆえの呼吸がしづらいところです。
とてもではありませんが、これをつけてウォーキングや作業は困難です。
ですので、ちょっと買い物に行かれたり、会合に出られる場合など、比較的運動量が少ないケースでのご利用をお勧めいたします。

③5-ALAタブレット
最後に天然アミノ酸である「5-ALA（５アミノレブリン酸錠）」の服用です。
ネオ・ファーマジャパン社と長崎大学との共同研究で、

「5-アミノレブリン酸（5-ALA）による新型コロナウイルス感染症（COVID-19）原因ウイルス各種変異株に対する感染抑制を確認」
という発表が２日前になされています（去年の2月から報告されています）。
（https://www.neopharmajp.co.jp/library/592faa4a16088b6a0b777d96/61dcdfc5c4215add1045b2cb.pdf）
※デルタ株へも有効性が確認されたそうです

私は去年の２月にこの記事を読んで、さらにその後の同社の一連の経緯を見て、有効が高いと判断しました。
１～２日に１錠（５０ｍｇ）を継続的に服用しています。
※お身体に合わない方もいらっしゃると思いますので、服用前に一度かかりつけのお医者さんにご相談されることをお勧めします

他社からも5-ALAタブレットが販売されていますが、特許を持っており原料の供給元はネオ・ファーマジャパン社です。
特に値段の安いものは含有量が少なかったりするため、ご購入にあたっては注意書き等をしっかりお読みいただければと思います。

ブログの最後にそれぞれのリンクを貼っておきますので、ご関心のある方は一度ご覧になってください。

話がそれました。
第6波の重症化率・致命率を見ていきたいと思います。

この表を見る限り、デルタ株と比べて毒性が非常に下がっているという感想を持ちました。
油断はできませんが、オミクロン株については、従来の変異株に比較して弱毒化している可能性があります。

次にわが茨木市の状況です。
前述しましたが、茨木市民の方々のワクチン接種率が非常に高いです。
しかもクラスターは発生していません。
なのに、１日４０人、５０人という数が出てくることにとても驚いています。

このペースでいけば、おそらく1月下旬にはとんでもない数の陽性者が報告されると思います。

ちなみに、オミクロン株について当てはまるかどうかわからないのですが、
一般的にコロナウイルスに対するPCR検査における陽性率は１～２％だと「有効に検査できている」状況だと専門家の方がおっしゃっておられたことを記憶しています。

1月13日の大阪府発表データによると、
新規陽性者　２４５２人
陽性率　　　１３．５％
ということでした。

陽性率１～２％が適正値だとすると、単純にこの約６～１２倍の新規陽性者がいることになり、２万人くらいの検査漏れが生じていることになります。
ずっと言われていることですが、大阪では陽性率が高く、検査数の絶対的不足が指摘されてきました。

さらにどういうわけか、検査数の平均１５％は、あまり捕捉能力が高くないといわれている「抗原検査」を未だに使用しています。
またオミクロン株が拡大し始めた１２月２６日以降の平均抗原検査率は２９％となっています。
吉村知事は「早期発見・早期療養・拡大防止」を真剣に考えておられるのか、ちょっと不透明な部分があると思われる方もいらっしゃると思います。
ぜひ「抗原検査をやめ、すべてＰＣＲ検査」にしていただきたいと吉村知事には要望しておきます。

最後に大阪府内の状況です。