インフルエンザワクチンについて

こんばんは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。

大阪では連日100人近くの新型コロナ感染症陽性者が確認されています。
すわ、第3波到来か、という感じがしないでもないですが、
これから乾燥する時期に入るので余計に不安ですよね。。。

加えてインフルエンザの季節に突入です。

茨木市では6ヶ月の乳児さんから中学生のみなさんまで、インフルエンザワクチンの接種にかかる費用について、1回2000円の助成を出すことを9月議会で決定しました。

同時に大阪府も高齢者のインフルエンザワクチン接種を「無償化」しました。

しかし最近、高齢者の方々から「インフルエンザワクチンの予約が取れない」というお声が私の所に相次いで届いています。

実は今日、通院していたので事情を聴いてみたところ「現在、もうワクチンはないので受付は停止していて、11月にまた入荷したら再開する」ということでした。

写真にあるように、厚生労働省から10月26日までは「65歳以上の定期接種対象者」が優先的に受けられるようになっているはずです。
10月初めは予約なしでも受けられたようですが、「予約が取れない」のはなぜなのでしょうか。

それはおそらく「大阪府に割当てられたインフルエンザワクチンの数」に答えがあります。

厚生労働省によると、今回準備されているワクチン数は全部で3178万本、すなわち成人約6300万人分です。
全人口の約半分の方の分が生産されたことになります。

これから880万人都市の大阪府にどれだけ割り当てられているか、大阪府感染症対策課に確認したところ、『208万本』という回答でした。
つまり、成人416万人分
まぁこれも大阪府の人口の約半数分、というところですね。

さて、大阪府における9月1日時点での65歳以上の方は約240万人とのことです。

0~19歳までの人口が約145万人(特に子どもは2回打たないといけないのですが、1本から4人分のワクチンができるそうです。←これは医療政策に詳しい塚さとる茨木市議会議員から教えていただきました。なので、成人145万人分と計算して良いと思います)。

ということで、高齢者240万人+19歳まで145万人=385万人で、残り約30万人分が一般のおとな向けということになるのでしょうか。
※正確には18歳未満の数を出したかったのですが、大阪府の推計人口は5歳刻みなので、19歳までとします。

ところでなぜ「大阪府は208万本の割り当てなんだろう?」ということに疑問を感じました。

大阪府に聞くと、各都道府県への割り当て本数は(前年の?)実績を元に計上されるそうです。
つまり大阪府割当の「208万本」は過去の実績に、このコロナの影響をプラスアルファして計算されたものである、ということだということでした。

「なんで880万人分確保しないんだ!増産すればいい話じゃないか!」
と思ったのですが、
私は医療の専門家ではありませんので、大阪府から聞いたところをそのまま書きますが、そもそもワクチンというものは、作るのに「株」が必要だそうで、いきなり大増産はできないそうです。
今年は例年の12%増しで増産して、全国で3178万本を確保(近年で最大量)したとのことでした。

去年と今年とでは、コロナという特殊事情が発生した点で異なりますよね。
昨年接種していなかった方も、コロナがあるし、予防の観点から今年は受けておこう、となるのが自然でしょう。
その意味で今年は接種率は相当上がると思います。

10月26日からはいよいよそれ以外の方の接種が始まります。

ワクチンはちゃんと残っているのか。。。心配になるところです。
未確認情報ですが、ある程度きちんと残してあるという話も聞きますので、必要な方は早めにご予約&接種をよろしくお願いいたします。。

引き続き、手洗いやうがい・フィジカルディスタンスのキープなど、新しい生活様式に配慮しながら、冬を乗り切っていただきたいと思います。

私も最近、身体のあちこちに不具合が生じているのですが、がんばって年末年始を乗り越えていきます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

#インフルエンザ #ワクチン #茨木市 #大阪府 #茨木市議会議員