【5/11再追記】
※5/10、茨木市から「今後、窓口予約は中止とさせていただきます」と発表がありました。
突然の発表で色々ご心配をおかけしましたこと、心からお詫び申し上げます。
したがって、今後予約が始まる「イオンスタイル新茨木」「東市民体育館」「市役所南館」につきましては、「電話予約・インターネット予約のみ」となりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
今回の発表の背景として、5/10の南市民体育館の窓口予約につきまして、前夜21時に既に80人ほどの高齢者の方々が順番待ちをしておられ、気温も低かったことから命の危険があると判断し、そのまま朝まで並ばれたらこの方々が整理券を受け取るであろうということでその場で整理券をお渡しし、御帰り願ったということです。
職員も引き続き24時間体制で、そのあとにこられる方にお帰りいただくようご説明したのですが、整理券をもらえないことに失望が広がり混乱が起きてしまったようです。
そもそも窓口予約は「インターネットも電話も使えない方」のために北摂で唯一設置された(広報いばらき5月号に記載)ものでしたが、いつの間にか早い者勝ちのような様相を呈してきてこのような事態につながってしまいました。
確かに電話がなかなか繋がらないということは「電話が使えない」ということと類似の事態であると言うこともできると思いますが、いずれにしても趣旨が変わってきてしまったため、窓口受付は中止とさせていただくということでした。
利便性の向上のために実施した窓口予約が、結果として皆さまに混乱を生じさせることとなったことは、我々議員にも責任がございます。
今回の反省点を踏まえ、改善できるようしっかり茨木市と連携してまいりたいと存じます。
何卒お許し賜りたくお願い申し上げます。
<ここからが以前のブログです>
茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
唐突ですが、私は高校1年生の時、女子大生にいじめられたことがあります。
海の見えるJR舞子駅の海岸に、当時そびえていたマクドナルドのアルバイト中に。
なぜいじめられたのか?
それはオーダーが入ったときにハンバーガーの材料を取ってこなければいけないんですが、それがなかなか覚えられなかったからです。
特に「バンズ」と呼ばれるパンの種類が。
皆さまは当然知っておられると思いますが、
普通のハンバーガーとてりやきバーガー、ビックマック、フィレオフィッシュはすべてパンやその枚数が違います。
それが全然覚えられなかったのです。
「この子、全然使えないんですよ!」と私を横目で見ながらたびたび聞こえよがしに正社員に対して報告するホウレンソウにたけた女子大生に、私の心は大変傷つきました(とても素敵な方だったのでなおさらでした)。
ではなぜ覚えられなかったか。
数学が苦手だったからか。
それもあるかもしれませんが、答えは
「食べたことが無かったから」
です。
私の母親は手作りにこだわる人で、家庭では大学に行くまでジャンクフードというものはカップラーメンを含めてほとんど食べたさせてもらったことがありませんでした。
初めてマクドナルドに入ったのが、小学6年生の中学受験の試験が終わった帰り道。
フライドポテトを食べて「こんな美味いものが世の中にあったのか!?」と仰天したものです。
(母の名誉のために申し上げておきますが、母は料理が非常に上手なのですが、健康志向なので全体的にうす味だったのです。)
それ以来、マクドナルドに足を踏み入れても100円バーガー以外を頬張ることはなかったので、どのハンバーガーにどのバンズが必要なのか、また中にどんな具が入っているか、食べたことのない私にとってそれを覚えるのは至難の業だったのです。
※もっともこの仕打ちは入って3日目くらいの出来事ですが
私はこのページをご覧いただき、スマホで今回のワクチン予約に挑戦される高齢者の方に、心から敬意を抱いています。
中にはこのワクチン予約のためにスマホを買った、という方もいらっしゃいました。
この触り方(フリックとかタップとか)すら訳のわからない機械に対して、
戦いを挑み征服しようという気持ちを持たれていること自体が、まず尊いと思っていますし、敬服しています。
※例えば若い方が「今から飛行機の免許取ってこい」と急に言われたら、たとえ必要があったとしても、ほとんどの方が「いやちょっとそれは、、、」となるのではないでしょうか。
Macに挑戦することすら億劫な私は、ただただ恥じ入るばかりです。
みなさん一様におっしゃるのは、「息子や娘に聞いたら、めんどくさそうに『お母さん、それ前言うたやん!』『こんなん当たり前やん!』と罵られ、二度と聞くもんか、スマホなど解約してやる!と思った」経験があるということです。
私がバンズをなかなか覚えられなかったと同様、スマホの使い方をすぐに覚えられないのは当然です。見たことも触ったこともないのですから。
しかしこの「挑戦する心」が、私は偉大だと思います。
世のお若い方々は高齢者の皆さまのこの志の高さにもっと敬意を払い、むしろ礼を尽くして懇切丁寧に使い方をお伝えさせていただく、そういう姿勢で臨まれた方が良いのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
さて前置きが長くなりましたが、そうした志に何とかお応えしたいと、足りない知恵を絞って今回のマニュアルを作らせていただきました。
ご参考になればとてもうれしいです。
※説明って頭の良し悪し出ますね~すみませんヘタクソで。。。
その前に先ほどの前置きについてですが、
私の高校はアルバイト禁止だったため隠れてコッソリ働いていたのですが、ある日バイトリーダーから土曜日朝イチから来いと命じられました。
これまで土曜日朝イチから出かけることがそもそもなかったので、これは親に怪しまれると思い、友達に「部活の特別練習があると言ってくれ」と黒い固定電話で内通を呼びかけていたところ、
昼寝しているフリの姉(高2)がその秘事をかぎつけ、母親に対し忠実にその報告義務を果たし、勤労少年はあえなく1週間で大人への階段を降りざるをえなくなったのでした。
ご迷惑をおかけしたマクドナルドさん、大変申し訳ございませんでした?
※若い人間が勤労意欲を持つことの何が悪いんだと、いまだに親と高校には思っています
話は本題に戻りますが、この予約システムは全国共通のものを茨木市版に置き換えて作っているようで、残念ながらあまり融通がきかないようです。
ですので茨木市ホームページに掲載されている操作マニュアルは全国版(かつパソコン仕様)のものであり、スマホでの操作画面とは異なります。
また刻一刻とシステム変更が行われているようで、このマニュアルがいつまで通用するかわからないので、気が付いたらその都度更新していくつもりです。
なおネット予約ではメールアドレスが必要で、そのメールアドレスにメールが来てから手続きを始めるスタンスなのですが、ドコモやauなどのいわゆるキャリアメールはそのメールをブロックしてしまう可能性があります。
ですので、できればGmailかYahoo!メールなどのフリーメールをご利用いただくことをお勧めいたします。
念のため、Gmailの設定について簡単な説明から始めます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上となります。
市民の皆さまから種々の貴重なご意見をいただきました。
今回のシステムについては、供給側の遅れと茨木市として市民の皆さまに安心と安全をお届けするため1日も早く接種を開始したいという思いがあいまって、
結果的に予約方法についてベストのものにならなかった部分がありました。
例えば大阪市や箕面市のように予約の順番を年齢で年齢の高い人を優先させたりすることも考えられたと思います。
あるいは接種場所を中学校区在住者などで限定したり、ネット予約はやめて封書申し込みや電話だけにする、などです。これらの方法も一理あると思います。
ただし大阪市については茨木市の65歳以上人口が約7万人であるのに対して
大阪市は85万人です。
これをいっぺんに受付すると大混乱を来すのは目に見えているため、年齢分けをせざるを得なかったという面はあると思います。
またこの年齢区分方式は高槻市・豊中市・吹田市も実施していません。
一方で、スピード感については北摂他市に比較して茨木市は勝っていました。
他市の議員に聞いたたところ、ワクチン集団接種開始は
茨木市と箕面市が一番スピーディで5月12日~スタート、
高槻市が5月16日~
吹田市が5月17日~
豊中市が5月24日~
ということだそうです。
予約方法についても高槻市・豊中市・吹田市・箕面市はネット予約と電話予約のみであるのに対し、茨木市はネットや電話が使えない方のことを考えて「窓口予約」も行っています。【残念ながら5/10をもって窓口受付は中止となりました】
これも茨木市独自の仕組みです。
利便性は高槻市は集団接種が3か所に対して、茨木市は夏までは市内6か所で行いこ向上に努めています。
しかしながらネット予約システム面については、茨木市を含め各市色々な課題があったと思います。
確かに今回の混乱は、我々議員が早く接種を開始するように無言のプレッシャーを与えていたということにもその一因があったとも思います。
私たちにも当然責任があります。深く反省しなければなりません。
ただ茨木市の予約方法や時期などが、ユーザーフレンドリーではなかったものの周辺他市に比べて決して劣ったやり方をしているわけではないことをどうかご理解いただければと願っております。
茨木市なりに極力公平に、利便性を考え、何より1日も早くワクチン接種を行っていただきた思いで、職員一丸となって制度構築してきたと思います。
不足の点はこれから真摯に検討してまいりますので、どうかお許し賜りたくお願い申し上げます。
またそれついては我々議員の責任でもありますので、共に検証し次の段階までにできる限り改善できるよう力を尽くします。
おそらく世の中は病院予約をはじめ、すべてがネットを介するようなシステムに置き換わっていきます。いや、おそらくではなく、これは確実です。
今回ネット予約に挑戦された皆さまは、この経験が今後、未経験の方に対して想像以上に大きなアドバンテージになると私は考えています。
私はこれからも、スマホに挑戦される皆さまをしっかりとお支えしていきたいと思いますし、もし私ごときでよろしければスマホ教室のボランティア講師として市内のどこへでも行かせていただきたいと思います。
なんか改めて文章を読み返してみると、市長でもないのに茨木市を代弁するような偉そうなことを言ってすみません。。。
引き続き今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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