今期の議会役員を決める2月臨時議会が開催されました

みなさま、こんばんは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。

本日で議会の役員を決める2月臨時会が無事閉会しました。

茨木市議会では伝統的に「役選委員会」というものを設置し、各会派の代表者が集って、極力全会一致できる役員人事を模索します。

この間Facebookやブログの更新をしておりませんでしたが、
実は私がこの委員会の委員長に任命され、全体の意見をまとめる立場となったため、政治的な発信は控えておりました。
今後はまたいろいろと発信をしていきたいと思います。

さて今年度、私は
①監査委員
②北部地域整備対策特別委員会 副委員長
③建設常任委員会 委員
④いばらき未来の会 会派幹事長
の4つのお役目を拝命しました。

特に①の監査委員は議長・副議長に次ぐ議会3役のひとつで、大変職責の大きい重要な役割です。
2期目の1年目ということにおいては少し早すぎるかもしれませんが、これも先輩議員の皆さまや同僚議員のご同意をいただいてのことですので、しっかりと役目をはたしていきたいと思います。

なお議長は河本光宏議員(公明党)、副議長は福丸孝之議員(自由民主党・絆)となりました。
その他、常任委員会等の割り振りは以下の通りです。


今回はすべて「指名推薦」という形で、28人の議員の全員のご同意をいただくことができました。
これも各会派の皆さま、また無所属の議員の皆さまのご協力のおかげさまです。円滑に議事が運べたことを心から感謝しております。

このブログには時々、少し裏話を入れていきます。

毎年2月にあるこの役選議会に、私は4年連続で会派の代表として派遣されています。
しかし、実をいうと、この2月議会が最も胃が痛くなる議会なのです?
(できれば来年は交代して欲しいと願うくらい。。。)
なぜならば、この役選議会で役をとれるかどうかは、ある意味で対外的な会派の力が試されるということにもつながるため、
どの会派も全力で役を取りに来られるからです。

それゆえに、3日間の調整期間の中で、毎年いろんなドラマチックなことが起こります。

例えば、現時点である程度道筋がついたと思っていても、一夜明けたら別の場所でこちらの意図とまったく違う動きが起こっている場合があります。
私の聞いたところによりますと、昔は2日目の夕方に「これで明日議決できる!」と思っていた形が、翌朝おもいっきりひっくり返るということもしばしばあったそうです。

交渉過程についてはあまり詳しく申し上げられないのですが、要するにこの人事は生もので、いつどこでどのように状態が変化するか、会派間でどのような政治的意図が働いているか、最後の最後まで予想がつかないのです。

ですので今回は2日目の夕方に、各会派の意見の一致を見たのですが、
私は今朝は4時くらいに目が覚めてしまい、「ちゃんと今日は昨日の決定通りに議決できるだろうか?」と非常に不安になっていました。

前述したように、今回は私が役選委員長ということで、各会派の皆さまや無所属の皆さまと調整し、意見と取りまとめる立場でした。
もし意見がまとまらなければ「パンク」といって、3日目の本会議でガチンコで決選投票することになります。
そうなると調整も何もなくなってしまうので、今後1年間、いわば「議長与党」と「野党」に分かれるような雰囲気が生まれ、何事においても議会運営が非常に進めにくくなってしまうのです。
委員長としては、市政運営に支障をきたすかもしれない「パンク」は極力避けたいと願っていました。

役選委員長は2期目でまっとうするには重すぎるお役目でしたが、それぞれの皆さまの立場を尊重し、公平性を保ちつつ、何より28名すべての方が納得していただけるようなロジックを構築することを心掛けて動いてきました。

結果的に自画自賛するようで恐縮ですが、私個人としては会派のバランス的にも一番良い形に持っていくことができたのではないかと考えています。
それもこれも先輩議員の皆さまが私の立場をご理解くださり、会派や無所属の議員の方がたを説得していただき最大限譲歩していただいたおかげです。

市議会議員は1人では何もできません。

自分の目指すこと=市民の皆さまに役立つ政策を実現すること、を進めていくためには多くの議員の理解と援けが必要です。
その意味で今回、このお役目をいただけたことは、市議会議員としての自分自身の成長にとって大変ありがたいことでした。
またお支えいただいた議会事務局の職員の皆さまにも感謝申し上げます。

2期目のスタートとなる今年1年、また新しい気持ちと覚悟でしっかりと務めてまいります。
まだまだ未熟ものですので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

#茨木市#茨木市議会#やっぱり