【茨木市議会×一般会計決算特別委員会】

こんにちは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。

本日、茨木市議会一般会計決算特別委員会が開催されました。
この特別委員会では令和元年度の一般会計の内容が審議されます。
茨木市議会では特別委員会は会派に属している議員のみ参加が許されているため、各会派の構成人数に応じて委員が選出されます。

委員会構成は8人で以下の通りです。
いばらき未来の会(3人)…いなばみちのぶ
自由民主党・絆 (6人)…下野巌議員、福丸孝之議員(委員長)
公明党     (6人)…坂口康博議員、松本泰典議員
大阪維新の会  (6人)…岩本守議員(副委員長)、大野幾子議員
日本共産党   (3人)…畑中剛議員

決算特別委員会は委員をこれで3回務めさせていただきました。なかなか市政全体を見渡すことは難しいのですが、こういう機会にいろいろな施策の中身を調べることになりますので、いろいろと勉強になります。

9月定例会はコロナの影響もあり、ソーシャルディスタンスを保つこと、飛沫を飛ばさないように配慮することなど、感染拡大防止のために茨木市議会も様々な取り組みを行っています。
本会議場と違って委員会室はアクリル板がないため、全員マスク着用での質疑となりました(苦しい。。。)

私からは、
①障害児通学支援事業
②飼い猫等避妊・去勢手術補助金
③再生資源回収事業
の3点について質問をしました。

内容をかいつまんで書くと、
①の障害児通学支援事業は昨年8月に市民の方の声から新設された制度で、通学に介助を必要とする児童生徒の保護者の方が、疾病等で送迎ができなくなった場合にガイドヘルパーさん等に代行を依頼し、その費用の中で自己負担額4,000円を超える部分を茨木市が支援する制度です。

令和元年度の予算額は366万5千円で、うち135万円の利用がありました。
予算消化率は37%ですが、これは保護者の方に疾病等やむを得ない事情が発生した時に一時的に使われる制度ですので、予算が余っているということは、逆を返せば不測の事態が発生していないことを表しています。
また令和元年度にご相談いただいた案件の中で、利用をお断りしたケースはなかったとのことで、安心しました。
引き続き、茨木の「ひとりも見捨てへん教育」をすべての児童生徒が安心して受けられるよう、体制の充実を図っていきます。

②の飼い猫等避妊・去勢手術補助金は、飼い猫・所有者不明猫のむやみな繁殖を抑え、ネコと人間社会が良い関係で共存できるよう支えていく制度です。
※避妊・去勢手術の是非については賛否があります

補助額は飼い猫のオスが2,000円、メスが3,000円、不明猫はいずれも5,000円です。
令和元年度の予算額は124万円で申請件数が353件(うち不明猫が156件)で予算消化率は99.78%でした。
昨年度は3月中旬で予算枠がなくなってしまったのでそこでストップでしたが、市民団体の方から「もっと予算枠を増やしてほしい」という要望があり、そのことをお伝えしたからというわけでもないと思いますが、令和2年度は145万円まで増額していただきました。

猫は1回の出産で4~8匹の子猫を産むとされ、年間20匹程度産むこともあるそうです。
また子猫は生後半年くらいで出産が可能になり、その意味ではこの事業がなければ単純計算でもかなりの数の出産が見込まれますので、この事業の有効であったと考えられます。

③再生資源回収事業として有用金属を回収するため小型家電の回収を市内7か所で行っています。
小型家電にはレアメタルを含む有用金属が含まれている場合があり、令和元年度は回収した小型家電の売却額は約42万円でした。
またリネットジャパンリサイクル株式会社と提携して行っている小型家電回収サービスでは、各ご家庭から出る小型家電を指定の段ボール1箱1500円(パソコンが含まれていれば無料)で宅配回収するサービスも行っています。
こちらも令和元年度は約15t回収しており、年々回収額は増え続けています。

ゴミをできるだけ減らすこと、街に眠る希少金属を回収し再利用を促進することで自然豊かな茨木にふさわしい環境に配慮した施策をこれからも推進していきたいと思います。

まだ9月25日の最終本会議に向けていろいろ調整しなければならないことがあるのですが、9月定例会もこれでいったんひと段落となります。
今回は単項質疑、一般質疑、建設常任委員会、一般会計決算特別委員会と4連発だったので、正直てんてこ舞いでした。
(まぁ明日からは別の意味でてんてこ舞いになりますが。。。)


しかし私の質問力はまだまだ門前の小僧レベルです。。。
これからも研鑽を重ねていつかスパッと切れ味の鋭い質問ができるよう努力します。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

#茨木市議会 #特別委員会 #茨木市 #コロナ