こんばんは。茨木市議会議員のいなばみちのぶです。
先日、中等症Ⅱにまで至った方にお話を伺いましたが、今回は重症化した後期高齢者(77歳男性・基礎疾患あり)の方にお話を伺うことができました。
先に結論から申し上げますが、この方は退院まで胸の痛みや息苦しさなどの症状がほぼなく、稀なケースではないかと思われます。
またHER-SYSの入力は看護師さんが行っておられたようで、詳細なデータなどはありません。したがって結構ざっくりとしたお話になります。
それから発症が2月中旬だったこともあり、すぐに入院・加療ができたことも大きかったと思います。
さてこのBさん(77歳男性・基礎疾患有)は、普段から仕事に人のお世話に毎日忙しく動き回っておられる方で、畑もやっておられ肥満もなく、大変体力がある方です。
時系列からいくと、
【2/12】 「37℃くらいの熱が出て体がだるい。飲食店で隣り合わせた人がどうも コロナだったらしい。」と相談あり
【2/13】 保健所を通していると時間がかかるため、自費でPCR検査
検査所から昼に陽性との連絡あり 午後4時ごろ保健所から連絡あり
「パルスオキシメーターを取りに来てほしい」とのことで、奥さんが行く
酸素度94~92と報告すると夕刻、救急車がサイレンを鳴らさずに来宅
病院に搬送、到着後はビニールシートで覆われた車いすで移動
おそらくCTスキャン?をした後、個室へ
夜なので問診はなく、計測機器を付けられ就寝 軽い倦怠感あり
【2/14】 朝に医師の問診 平熱に戻り特に症状なし
点滴を受ける(タミフル?) 血糖値が300ほどまで上がる
【2/15~21】 個室 平熱、症状なし 食欲あり 家族の面会は不可
2日後に退院を告げられ、軽く運動しておくようにとのこと
朝夕と許可されたところを熱心にウォーキング&入浴
【2/22】 個室 夜に37.5℃の発熱 頻繁に尿が出る
【2/23】 個室 37.5℃ 医師の診察で酸素度が低下・重症者受け入れ病院への
搬送が決定するも本人の自覚症状はなし
カテーテル挿入後、おむつをはかされ、鎮静剤を打たれて転院
※注:ECMOの装着が予定されていたため、意識レベルを下げる必要があった https://news.yahoo.co.jp/articles/f9ed9b8ee93f591fb8822ea7bf4509f2568e04ac
転院先でもビニール付きの車いすで移動、意識はなんとか保つ
ECMOらしきものを装着されて意識がなくなる
【2/24】 個室 意識無し
【2/25】 個室 ECMOが外され、意識が回復 水を飲む(食事はなし)
【2/26】 個室 平熱 症状なし(ただし声が出ない) おかゆを摂食 意識ははっきりしないが、元の病院に転院になる
(ECMOを外したらベッドを空けるために瞬時に転院となるらしい)
寝たら死ぬかもしれないという恐怖でこれから3日間寝られず
【2/27】 個室 点滴 平熱 症状なし ごはんなし
【2/28】 個室 点滴 平熱 症状なし ごはんなし
【3/1】 個室 平熱 症状なし おかゆを摂食 味覚は健在
【3/2】 個室 平熱 症状なし 病院食(食欲あり)
【3/3】 3人部屋にかわる 平熱 症状なし 病院食(食欲あり)
【3/4~3/11】 平熱 症状なし 病院食(食欲あり) 寝つきが悪い
【3/12】 平熱 症状なし 病院食(食欲あり)3人部屋 コロナ病棟から普通病棟へ移動(PCR検査なし)
【3/13~3/30】 平熱 症状なし 病院食(食欲あり)
【3/31】 退院(7キロ減)
ということでした。
先日書いたAさん(中等症Ⅱ)の症状に比較すると、重症化しているにもかかわらずほとんど自覚症状がない珍しいケースなのではないでしょうか。
ご本人からすると「なんで重症なの?」という感じだったそうです。
しかし後日、肺の写真を並べてみせて頂くと肺が真っ白になっていて確かに肺炎を起こしていたとのことでした。
重症病床から元の病院に戻ってきたときには少し薄くなっており、現在はだいぶん色が薄くなっていたとのことです。
肺炎を起こしていながら息苦しさもないというのも驚きですが、ECMOを付けるには鎮静剤を打って意識を下げるというのも初めて知りました。
あと病床での対応ですが、看護師さんが本当に親切でとても感謝しておられました。
1日交代の場合もありますが、1人の看護師さんがつきっきりで看病してくださり、約20分くらい毎に数値のチェックや容態を聞きにこられ、
重症病床に転院するときは「絶対帰っておいでよ!」と言ってくれ、
帰ってきたときは「よかったねーー!!」と言って顔を拭いて下さったそうです。
本当に天使かと思った、とおっしゃっておられました。
後遺症についてですが、味覚障害や嗅覚障害などはまったくないものの、酸素度が95でまだ回復しないため、酸素ボンベを持ち歩き、鼻から酸素吸入を常時行っておられます。
畑仕事など、ちょっと体を使う仕事をすると息切れを起こしやすいと仰っておられ、医師からは「肺がヤケドしたようなものだから、もしかしたら一生酸素ボンベを持ち歩かないといけないかもしれないです」と言われているそうです。
ちなみにもうお一方、ほぼ無症状・軽症の方が偶然にその場所にいらっしゃったのでお話を伺いました。
その方も基礎疾患があったため、当初入院をされましたが特に熱が出ることもなく自覚症状もなかったのですが、万が一のことを想定し途中から酸素度が下がり重症病床のある病院に移されたそうです。
結果的に重症化せず退院となったのですが、退院後、左足のつま先を持ち上げることが上手にできなくなりつまづきやすくなったとのことでした。
これは後遺症なのでしょうか?ちょっとよくわかっていません。
これらの体験談でポイントだと感じたのは、
「酸素度が下がっても自覚症状がない場合があるので、健康な方でもパルスオキシメーターでまめに酸素度を測って確認しておく必要がある」
ということです。
特に熱っぽい、ちょっと胸のあたりが痛いという方はなおさらではないでしょうか。
ちなみに私も、先日ご紹介させていただいたパルスオキシメーターで毎日計測をしています。
たまに低い数値がでて仰天することがあるのですが、測り直したらちゃんと97~98を計測してくれるのでホッとするのですが。。。。
今後、もし別のケースがあればインタビューさせていただいてまたご報告いたします。
あ、それから少し前の長崎大学の研究で「5-アミノレブリン酸(5-ALA)がコロナウイルスの増殖を100%阻害する」という論文が発表されて話題を呼んでいます。
※https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/about/info/science/science225.html 長崎大学
※https://news.yahoo.co.jp/articles/b972577fad261b0b73678077b4277d820e28f07d ニュース
5-ALAはワイン・日本酒・ブロッコリー・納豆などに含まれる天然の栄養素でこれに関するサプリなどもあるようです。
私はとりあえず以下のようなサプリを試してみようと思います。
また効果等わかりましたらご報告いたします。
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