【議員間討議】
議員になりたての時ビックリしたのが、議会は市長側(執行部)との議論の場であり、議員同士が丁々発止する場ではないということ。
国会を見ていたらもっと議員間でやり合うのかなと思ってたのですが、よく考えたらあれはあれで立法府の国会議員が内閣という行政府と議論しているわけで、なるほどそういうものかと。

とは言え、議員同士の議論も大事なので、茨木市議会ではテーマを決めて議論する「議員間討議」というものがあります。(前置きが長くなりました)

今回のテーマは主に「市営納骨堂について」。
5月に島田市営納骨堂を視察に行かせて頂き、「墓じまい」「担い手不足」が切実な社会的課題になっている今、重要なテーマだと思いました。

お墓を守り先祖供養をするのは大事なことです。
一方で、サラリーマンの実質賃金が上がらず物価だけが上がるこの時代です。
お墓を1基買うのに数百万円し、経済的な負担も大きい。
お墓を準備できず民営の納骨堂を利用するもやはり100万円近いイニシャルコストと数千円〜数万円の維持コストがかかることが多いとのこと。
またお墓のあるところと別の所で働き暮らす人が増え、少子化から徐々に墓守りする手がなくなり高齢者が交通の便の悪いところまで出かけていかなければならない人的負担も。ご家族がいないケースもあります。

これらのことを考えると、お墓問題でお困りの方々に行政としてできることはやったほうが良いのではないか、というのが私の考えです。

大阪には公営納骨堂が5つ(大阪市・堺市・高槻市・寝屋川市・八尾市)あります。
けれども調べてみると、基本的に短期納骨を前提としているところもあり、「墓じまい」や「お墓の維持の担い手不足」の対策としては物足りません。

高槻市議会議員の橋本紀子議員と、もりもと信之議員にご相談した所、なんと高槻市では来年、公営合葬墓をオープンさせるとのこと。これは進んでいるな!と思い、資料を頂き研究しました。

高槻市の場合は一定期間お骨を個別で預かり、10〜20年後くらいに合葬する、という方式だそうです。

これだと一定期間終了後、またお骨を預かるスペースができ、永代供養や自由に参拝することも可能なので、私からは納骨堂よりも合葬墓が必要なのではないか、と提案させて頂きました。
そして委員の皆さまも一定ご理解を示して頂けたと感じています。

死生観や供養のあり方、また市民の皆さまのご意見をどうやって伺うか、永代供養の宗教様式など各委員から活発な意見交換がなされ、この件については引き続き調査していくこと、また大阪市や寝屋川市、高槻市などの先駆的事例を有志で勉強しにいこう!という、とても前向きな結論となりました。

議員の視察というと何かグルメ旅行みたいな感じに捉えられることが多いですが、さにあらず、こうして議会運営にしっかりと活かされています。
これから議論や決まったとして場所の選定や用地買収などに時間がかかるとは思いますが、まずは他市事例のさらなる研究や市民意識調査など進めていけたらと思います。

これからも皆さまがたのご意見が市政運営に活かされるようがんばりますので、ぜひご意見をお寄せください。

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